09Mar2020

必見！免疫って何？「名古屋市天白区パーソナルジムからダイエット配信」

みなさんこんにちは！名古屋市天白区パーソナルジム宮次（みやつぐ）です！

パーソナルトレーナーが笑っています

コロナウイルスが流行っていますが、みなさんは予防や対策は大丈夫ですか？マスクやアルコール消毒液が買えないという方も多いかと思います。なので、免疫力を少しでも上げておけば感染しなかったり、重症化しなくなる可能性は上がると思います

そこで、今回は「免疫」についてお話しさせていただきます！

免疫って何？

女性が自然の中を歩いています

免疫とは、体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌、ウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛機能のことです。免疫力は病気からカラダを守る抵抗力といえますね。

私たち人間のカラダの中では、毎日ガン細胞などのカラダの害になる細胞ができます。ではなぜ、多くの方はガンなどの病気にならないのでしょうか？

それは様々な免疫細胞が、ガンを死滅させるために働いているからなのです。なのでもし、免疫システムがカラダから無くなってしまうと、私たちはすぐに様々な病気にかかってしまいます。

免疫は、「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分けることができます。自然免疫はもともとカラダに備わっているもので、獲得免疫は1度出会った外敵をカラダが覚えることで獲得するものです。おたふくかぜに1度かかると2度とかからないのはこの獲得免疫のおかげなのです。

免疫システムは15歳までに出来上がり、20歳を超えると徐々に免疫力は落ちていきます。

免疫力が低いと？

免疫力が低いと感染症にかかりやすくなるだけでなく、ガンなどの病気を発症するリスクも増加します。また病気だけでなく、免疫力が低下しているときは血行が悪化していることも多く、新陳代謝が低下して肌荒れなどの美容面でも悪影響が現れるかも知れません。その他にも、アレルギー症状（花粉症・アトピーなど）が出やすくなる、下痢をしやすくなる、疲れやすくなることがあります。

免疫力が下がる6つの原因

女性が考え事をしている写真

○高齢者・乳幼児・妊婦

加齢と共に免疫細胞は減少していきます。さらに、新たに生まれた免疫細胞自体の機能も若い頃より低いため、歳を重ねるにつれて免疫力が落ちていくのです。

また乳幼児や子供も免疫力が低いです。免疫力は様々な異物や病原体などに晒されながら徐々に獲得していくもので、乳幼児や子供は免疫を獲得する途中にあるため、感染症にかかりやすいのです。

妊娠中の方も免疫力が下がります。これは、妊娠中はホルモンのバランスが崩れる、つわりなどで食事が摂れず栄養状態が悪くなる、睡眠不足になりやすい、ストレスを感じやすいなどの免疫力が落ちるライフスタイルに陥りがちというのが原因です。

○アスリートは免疫力が落ちやすい

ハードなトレーニングを日頃から行い、鍛え上げたカラダを持つアスリートは、免疫力も高そうだと思われがちですが、実はそうでもないのです。適度な運動は免疫力をアップさせますが、激しい運動は逆に免疫力を低下させてしまいます。マラソンなどの強度の強い運動をした人は、しなかった人に比べて運動後に風邪にかかる率が2〜6倍増加したという報告もあります。

○ストレス

強いストレスを受けると自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下します。また、精神的ストレスとなる勉強や仕事が、免疫に影響を及ぼすこともあります。

○睡眠不足

睡眠は美容だけでなく、免疫にとっても大切なのです。睡眠が6時間以下で時間が短いほど免疫力が低下していきます。また睡眠時間だけでなく、睡眠の質を見ると眠りの質が良い人ほど、風邪の発症率が低下します。

○生活時間の乱れ

生活時間の乱れにも注意が必要です。私たち人間などの動物には体内時計があり、自律神経や体内のホルモンの分泌などを制御しています。しかし、生活時間が乱れるとそれらが乱れ、免疫力が低下する原因となり様々な不調が現れてきます。不規則な時間の仕事をされている方はメタボリック症候群や乳がん、前立腺がんの発症するリスクが上がると言われています。

免疫力を上げるためには？

女性が両手を広げている写真

では免疫力はどのように上げられるのかご紹介します！

○食生活の見直し

食生活では食べ過ぎず、バランスの良い食事を摂ることが大切です。肥満も痩せ過ぎも死亡リスクが高くなります。内蔵肥満型の方は糖尿病のリスクが上がり、糖尿病患者は感染症やがんのリスクも高くなってしまいます。

また、野菜や果物、豆、全粒穀物などの推奨食品を数多く摂っていると、がんなどの病気の予防になります。他にも、タンパク質は免疫細胞や抗体の材料になるので不足しないように摂取しましょう！

○適度な運動

加齢や運動不足によって、筋肉量が低下してしまいます。まずはウォーキングなどの適度な有酸素運動から始めて筋肉を増やしましょう！ただし、アスリートのような激しい運動のしすぎは逆に免疫力を低下させてしまいますので適度な運動を継続することが重要です！

○腸活

腸活と言われても何をすれば良いかわかりませんよね。腸活をする前にまずは便の状態を確認してみてください。バナナのような便なら腸活しなくてもOK！コロコロしていたり水様便だった場合は腸活を行いましょう！大腸の中に住んでいる腸内細菌を活性化するためには食物繊維が重要です！

食物繊維を摂ることにより腸内細菌が元気になり、食物繊維の分解を始めると短鎖脂肪酸が作られ、肝臓に運ばれることで栄養になります。短鎖脂肪酸は大腸の粘膜を整え、さらに交感神経を刺激して脂肪を燃焼してくれます。カラダが活性化することで免疫が上がり、肥満も防いでくれるなんて凄いですね！

ただし、ここで気をつけて欲しいのが、食物繊維はサプリメントで摂ってもあまり意味がありません。一緒にいろいろな野菜を満遍なく摂ることが大切です！

新型コロナウイルスに有効？「LPS」って何？

女性がサングラスをかけている写真

「LPS（リポポリサッカライド）」とは免疫ビタミンと言われる免疫を活性化させる成分です。グラム陰性桿菌（かんきん）という土壌に多く存在する細菌の細胞壁に含まれるもので、空気中に浮遊したり野菜や海藻などに付着しています。

人間のカラダでは作られないので、主に食事から摂取しますが、最近では農薬の使用や加工食品の普及などでLPSの摂取量が減ってきています。花粉症やアレルギーの方が増えているのは、LPSの摂取量が減少したからだと言われています。

LPSは自然免疫のマクロファージを活性化させます

免疫が2種類あると先ほどお話しましたが、今までは獲得免疫ばかりに注目が集まっていました。インフルエンザの予防接種も獲得免疫を利用したものでインフルエンザの不活性化ワクチンを打ってカラダの中に抗体を作っています。

自然免疫ではマクロファージがとても重要になります。マクロファージは白血球の1種で理由が2つあります。ひとつ目の理由は、入ってきた病原菌を食べて、老廃物など体内のゴミも食べ尽くしてくれます。ふたつ目は、臓器や器官が正常に働くように司令塔の働きをします。

LPSは免疫にとって重要なマクロファージを適度に活性化する成分です。新型コロナウイルスはまだワクチンが開発されていないので、自然免疫を強くしておくと、重症化を防いでくれる効果などが期待できるかも知れません。