副腎疲労を改善しよう【後編】リアパーソナルジム 大曽根店
皆さんこんにちは!リアパーソナルジム 大曽根店の神谷(カミヤ)です♪
今回は前回の続きである副腎疲労の改善方法について解説していきたいと思います☻前回の最期に副腎疲労に対する4つの予防と対策として以下の項目を挙げました。
- 腸内環境を整える
- 脳の機能を正常化する
- 細胞内のミトコンドリアの活性化する
- 副腎を回復させる栄養素を摂取する
今回は上記4つの項目について詳しく解説していきます!もし良ければ最後まで読んでみてくださいね☻
腸内環境を整える
実は、副腎疲労の一要因として腸内の炎症があります。副腎疲労の原因となる腸内の炎症としてはリーキーガットというものがあります。これは別名腸漏れ症候群とも呼ばれ腸の壁に目に見えないレベルの小さな穴が空いている状態を指します。
食べたものと言うのは食道から胃を通って腸へと至るわけですが、本来この腸では体に吸収すべき必要な栄養素がその壁から体内へと吸収され吸収するべきではない未消化物や有害物質、病原菌などは腸の壁に阻まれ吸収されません。
しかし、リーキーガットになっている腸ではそうした本来吸収するべきではない有害な物質が体内にまで入り込んでしまい炎症反応が起きます。この炎症反応を進行しないようにコルチゾールが分泌されているわけですが、ここまで解説をしてきたように、それによって副腎が酷使されることになるのです。
それではリーキーガットをはじめとする腸の炎症の原因が何にあるのかというと、それは腸内フローラのバランスの乱れ・ストレス・有害な食品添加物・冷えた飲み物の常飲といったことにあります。これから紹介するその他の対策とも関係してくることですが、腸を元気にすることは栄養の吸収力を高め、免疫力を高め副腎疲労からの回復を早めてくれます。
しかし、腸が荒れている状況というのはそれとは真逆で炎症を起こして副腎を疲労させそこから回復する為の道のりを逆に遠いものへとしてしまいます。先ずは自分の腸内環境を整え元気な腸を取り戻すということから始めましょう♪
脳の機能を正常化する
先ず副腎からコルチゾールが分泌される為には脳から副腎にかけて「コルチゾールを分泌しなさい」という指令が必要です。どのような時そのような指令が出されるのかというと、それは端的にはストレスを感じた時です。ストレスを感じた時に副腎からコルチゾールが分泌されることで、そのストレスに挫けず立ち向かう活力を手に入れることが出来るのです。
しかし、慢性的なストレスにさらされ続けているとどうなるのかと言うと、脳から副腎にかけて出される指令が鳴りやむことがなく永遠と副腎は酷使され続けます。一方で、そうした過剰なストレスから身体を守る為にあえて脳が指令を出すのをやめてコルチゾールの分泌量を落とし私達から活動の意欲を取り上げるということも起きます。
いずれにしても行き着く先は強い疲労感であり私達を逃げ場のない辛い状況に追いやってしまいます。そうならない為にはストレスを緩和し脳の機能をサポートする栄養素を摂るのが効果的です。その栄養素というのは不飽和脂肪酸・ビタミンB群・コレステロールです。
細胞内のミトコンドリアを活性化する
ミトコンドリアとは全身の細胞にある小器官です。このミトコンドリアの主な役割の1つがアデノシン三リン酸、通称ATPを作り出すことです。実は副腎が分泌するコルチゾール云々以前にこのATPがないことには私たちは生命活動を続けることが出来ません。何故ならばこのATPこそが心臓や脳を含む私達の肉体を動かすエネルギーの素となるからです。
そして、副腎の細胞内にもミトコンドリアは存在しており、副腎がコルチゾールを作り出す際にはこのミトコンドリアが作り出すATPをエネルギー源にしているのです。その為、ミトコンドリアが機能低下が引き起こすとATPの産出量も減少し結果として副腎が作り出せるコルチゾールの量も減少してしまうのです。
ならば、細胞内にいるミトコンドリアを元気にさせることが出来ればそこから多くのATPが作り出されることになるので、結果として副腎も元気になりコルチゾールをちゃんと分泌出来るようになります。その為には呼吸を大きく深くする・リラックスする・運動をすることが重要です。
先ず、ミトコンドリアがATPを作り出す過程では酸素が必要とされています。その為、呼吸を大きく深くして体内に多くの酸素を送り込むことで細胞内のミトコンドリアの活動を助けることが出来ます。
次にリラックスすることで交感神経と副交感神経がバランス良く働く理想的な状態になるのですが、その時、ミトコンドリアも一番元気に活動することが出来るのです。その他には、運動も効果的です。運動して身体に刺激を与えると身体はパワーが必要だと認識し、それに必要なATPを作り出す為に活発化するのです。また、筋肉量が増えることでそれに比例してミトコンドリアの量も増えていきます。
副腎を回復させる栄養素を摂取する
私達現代人はカロリーは満たされているのに栄養素が不足しているとよく言われます。昔と比較すると野菜に含まれる栄養素がは大幅に減少していると言われていますし、食事や栄養に関する十分な教育もなく麺類や白米やパンといった栄養がとりのぞかれ取り除かれ加工された炭水化物ばかりの生活という人が非常に多くいます。結果として副腎を酷使する割には副腎を思いやるような食習慣がないという状態になってしまっているのです。
副腎疲労の改善という観点から効果的な栄養素はマグネシウム・ビタミンB群・タンパク質・ビタミンD・亜鉛の5つです!マグネシウムとビタミンB群はミトコンドリアがATPを作り出す過程において必須であり、また、コルチゾールの分泌を正常化する様々な代謝のサポートをしています。タンパク質は細胞や臓器など身体を作る栄養素です。
副腎を健康な状態に保つ為には良質なタンパク質をしっかり吸収する必要があります。ビタミンDは免疫のコントロールに関わっており、体内の炎症の抑制に欠かせません。亜鉛は消化酵素など200種類以上の酵素の活性に関わりATPをエネルギー化する機能にも影響を与えています。
まとめ
以上が副腎疲労に対する4つの予防と対策の詳しい内容でした☻前回と今回のブログに渡り副腎疲労という状態について解説してきました。副腎疲労というのは状態であり病気ではありません。その為、副腎疲労であるということに気づかないままに日々の生活を過ごし、気づいたときには身も心もクタクタという状態になってしまいます。
寝ても取れない疲れがある、朝どうしても起きれない、何故だか最近鬱っぽくて元気が出ない、その様な時は、先ずは自分の生活を振り返ってみて慢性的なストレスの中で自分の心と身体に鞭を打ち過ぎてはいないか考えてみましょう☻
今回のブログが読んでくださった方の何かお役に立てていれば嬉しいです♪最後まで読んで下さりありがとうございました😊
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